ねえ聞いて!聞いて!
私これ知った時にめちゃくちゃ驚いたんだけどさあ!
子供の頃とかって寝れないと「羊数えなさい」って言われたりするじゃない?
ひつじが1匹 ひつじが2匹 ひつじが3匹‥みたいなあれ!
あれね。
あれなんだけど、その ”ひつじ” を数える時の頭の中ってみんな違うの知ってました?
みんななんとなく「羊を数える」で頭の中でイメージしてると思うんだけど、聞く所によるとそのひつじを数える時の数え方で
羊が左から右に駆け抜けながら1匹~2匹~ とイメージする方や
羊が奥から走ってきて手前にある柵を超えながらピョン 1匹~2匹~と数えている方や
たくさんいる羊から1匹~2匹~と数えながら隣の柵に移っていくという方や
その羊も、白。白。白。黒。みたいにたまに「黒い羊」が混ざるんだよねという方や
うちの娘なんて奥から雲みたいにモコモコした数字が浮き上がってきて1匹~とかの時にその雲の数字がひつじになるとか言うんだけどさ。
そんな風に「ひつじを数える」ってだけでも十人十色で色々な数え方があるらしいんですけどね。
は?嘘だろ?
私、それに驚いたんです。
だって、私の脳内に羊の映像なんて浮かばないもん。
ただただ目を閉じて黒い世界の中で「羊が一匹~」と心の中の声だけで数えるのが私の羊の数え方なんです。
え?何で私、ひつじ 見えないの?え?なんでみんな ひつじ 見えてるの?
ひつじに限らず私、そもそも頭の中に映像的なモノなんてさっぱり見えないんですけど!?
でね!!
なんでかなーと思っていたんだけどある日たまたま目にしたネットの記事読んでいて知ったのですが、人間の中には人口の2~5%くらいの割合で私と同じように、「脳内に映像が浮かばない」という人がいるんだと。
で、そういう人の事を
アファンタジア
というらしいの。
ただ、こんな風に「頭の中に何がどう見えているのか」の違いなんて、何かのきっかけでも無い限り【自分と周りは違う】って気づけないじゃないですか。
そりゃね。
たまに「なんでかな」と思う事はあったんです。
例えば算数で「暗算」とかする時に、友達が「頭の中に筆算を書いてする」とか、そろばん習っていた子とかだと「頭の中のそろばんで計算する」とか言っててさ。
でも私、頭の中に筆算なんて書けないし、そろばんも浮かばいから「みんなすごいなあ」と思ってたけど、私に筆算が浮かばないのもソロバンが見えないのも、頭に映像が浮かばないアファンタジアだからなんて事知りもしなったから
私がバカだから浮かばないんだな
としか思ってなかったし。
私方向音痴なんだけど、方向感覚良い人から「頭の中で地図を広げてー」とか言われる度に「地図??そんなの開かないしw」とか思ってたけどそれも私がアファンタジアだからではなく
私がバカだから浮かばないんだな
と思ってた。
あーそういえば
大好きなイケメン俳優さんの事考えながらエロい事するって言ってた友達いたけど。
それはじゃあ、脳内でそのイケメン俳優さんとスペシャルラブロマンスエロエロムービーみたいなのが独占配信されて楽しめているって事?
何それ羨ましい!
目を閉じたって私には黒い世界しか見えないからそんなスペシャルラブロマンスエロエロムービーなんて見れないっ!!!
でも、ほら、こんな機会でもなければまさか相手の頭の中にそんな映像が浮かんでいるのか、いないのかなんて、確認しようと思った事すら無いじゃないですか。
だからアファンタジアなんて 何かきっかけでも無い限り自分では気付かないし、相手にも気付かれないんですよ。
で、何故、今ここでそのアファンタジアの話なのかなんだけど。
私は普段から脳内に映像が浮かばない”アファンタジア”なんじゃないかと気付いて次に思ったのがね。
あーだから私あまり夢とかも派手に見れないのかな
ってトコだったんですよ。
私、夢を全く見ない訳でもないんだけど、見たとしても脳の整理程度の夢で、いかにも夢っぽい夢ってほぼほぼ見た事ないのは何故かなと思っていたんだけど、それはこのアファンタジアも関係しているのかなと。
あと。
これは完全に余談なんだけど、昔何かの幼児教育系の書籍を読んでいた時に、
“子供に早期教育で早くに文字を覚えさせようとすると、文字での理解が先になってしまって脳内でイメージする力が養われない” みたいな事書かれていた事あって。
その時は「そういうもんなのかしらね」程度で読み流していたんだけど、今思えば・・
私、文字を覚えるのめちゃくちゃ早かったそうなんですよね。
2才くらいで「ひらがな」の積み木並べて単語作れていたそうだし、歩くより先に1才になる前からペラペラ喋っていたそうだし。
だからもしかしたら 文字覚えるの早かったりしたから頭の中でイメージする部分が育たなかったのか?もしくはその逆で頭の中でイメージできないから文字覚えるのが早かったのか‥関係あるのかな?
まあそれはわからないんだけど。
でも、どちらにしても ”アファンタジア” については、当の本人も周りも気付きにくいし、特に生活に不便がある訳でもないので医学的な研究も全然進んでないみたいなんですけどね。
アファンタジア(Aphantasia)とは心的イメージを思い浮かべることができず、頭の中でイメージを視覚化することのできない状態を指す言葉である。この症状は1880年にフランシス・ゴルトンによって最初に記述されたが、その後現在に至るまでほとんど研究されていない。エクセター大学のアダム・ゼーマン教授(Adam Zeman)が指導する研究チームが研究結果を発表した後になってようやく関心を寄せられるようになった。逆に、頭の中で鮮明にイメージを想像できる状態を「Hyperphantasia(ハイパーファンタジア)」と呼ぶ。これらの研究はまだ不十分であるが、さらなる研究の計画がある。
もしかしたら・・
夜電気を消して眠るその前に。
みんなはもっと色々楽しい事を脳内で映像として見て楽しみながら寝たりできているのかな?
私は目を閉じればなんにも見えなくて暗いだけだから眠れないの余計しんどいのかな。それとも映像見れたとしても眠れないのはやっぱ同じくらいしんどいのかな。
アファンタジアという存在を知る前までは、まさか目を閉じたその先の世界がそれぞれ違うなんて思ってもいなかった。
エロ妄想自由自在にできる人いいな!!!
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